■165系 高シマ区湘南色S10・S11編成

急行運用が無くなって以来、長らく波動用として活躍してきた新前橋区の165系。2003年に183系と置き換えられましたが、記念としてS9〜S11の3編成が湘南色に塗り替えられ、各方面のリバイバル急行列車に使用されました。また一部はひきつづき団臨等でも使用され、混色編成も見られました。

今回は、そのうちS10・S11の2編成をご紹介します。ちなみにこの2編成、新製配置以来シマ区生え抜きの‘強者’です。(S1〜S4、S6〜S8編成も同様)
画像はいずれも、2003年4月撮影です。

クハ165-155
クハ165-155 冷房改造車。各車同様だが、モントレー色化と同時に車両更新工事を受けており、塗り屋根化・横引きカーテン取付等、内外に変化があった。

モハ164-80
モハ164-80 普通屋根の冷房改造車。パンタはPS16で、避雷器も元の位置にあり、中央線などの狭小トンネルは通過できない。またトイレ撤去により、床下の水タンクが無い。

クモハ165-122
クモハ165-122 冷房改造車。他車も同様だが、前面補強は車両更新(モントレー色化)以後の施工で、一時期補強板が無塗装の、いわゆる「鉄仮面」だった。

クハ165-151
クハ165-151 上の155号車とほぼ同じ。床下の水タンクはFRP製になっている(他車も同様)。

モハ164-76
モハ164-76 上の80号車とほぼ同じで、床下のコンプレッサーはC2000タイプが一基。やはりトイレは撤去されている。

クモハ165-118
クモハ165-118 上の122号車とほぼ同じ。他車も同様だが、湘南色化の際にナンバー左の「横軽対策車マーク」も再現された。



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