それでは、B.お持ちのED79(旧製品)を種車にする場合の実際の加工について、詳しく記します。
まず、屋根板を外します。
ED79から動力ユニットを抜き出します。ボディーの側面ドア付近を左右に拡げ、スカートを下に引くと外れます。
そして、ボディー裏にあるヘッドライトレンズを外し、屋根板を止めてあるツメをこじって外します。
同様に、ED75 700のボディーからも屋根板を外しておきます。
そのあと、パンタを移設しておきます。
ED79はナンバーの文字数がED75 700より少ないため、左右の幅が狭くなっていて、そのままではED75 700のナンバープレートが収まりません。
そこで、ナンバー部の凹みを左右に削り広げてしまいます。
あらかじめ、ED79のボディーから前面ガラスを外しておきます。(前面ナンバー部分の裏側にガラスの“シロ”が当たっているため。) 左のガラスの右端(貫通扉窓)部分を内側に倒しながら右へずらすと、左のガラスが外れます。その後、右側も同様に外します。
加工には、デザインナイフ(刃先の角度が鋭いもの、作例では30度のもの。)を用います。
まず、ナンバー部の凹みに、はめ込む予定のED75 700用のナンバープレートを合わせてみて、削るラインをシャープペンシルなどでケガきます。
側面のものは左右対称にして、ナンバーが中央に来るようにします。前面のものは、中央側が貫通扉から0.1〜0.2mmくらい、外側は飾り帯に少しかかるくらい(実際に削るときは、中央側を先、その後外側を現物合わせで削るのが良いでしょう。)のところです。
そして、ナンバー部の凹みにある2つの貫通穴から、外側に向かって2つずつ切り込みを入れます。そして、その切り込みの間を徐々に切り取っていき、コの字に穴を拡げます。→図1
これを繰り返して目標ライン近くまで穴を拡げたら、ナンバープレートを仮にあてがいながら少しずつ仕上げていきます。ポイントは、あくまでも「少しずつ」切り込むことです。(今回は再塗装しないので、削り過ぎてスキマが出来ても修正することが出来ません。)
また、側面のものは上下方向もほんの少しきついため、削っても目立ちにくい下側を慎重にそぎ取るように削ります。
側面 | 前面 | |
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加工前 |
↓ | ↓ | |
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加工後 |
削り終わったら、お好みのナンバーを選び(760〜791号機です)、少量のゴム系接着剤で取り付けます。このとき、プレートを車体からほんの少し出っ張らせておくと、実物の‘ブロックナンバー’の感じが表現出来ます。(出っ張らせ過ぎると、後で何かの拍子に脱落してしまうかもしれませんので、ほどほどに。(^^;))
側面 | 前面 | |
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ナンバー取付け後 |
この後、外しておいた前面ガラスを取り付けておきます。
ボディーに、ED75 700の屋根板を取り付けます。
新製品の屋根板は、ボディーに取り付けるツメのうち、両端部の2つの長さが短くなっています。そこで、ボディー側の、ツメがかかる部分の肉厚をツメに合わせて薄くしてしまいます。
加工は、ボディーの上側から行います。
デザインナイフの刃先をツメのはまる穴に差し入れ、下側のカドを薄く削ぎ取るように、少しずつ削ります。肉厚がだいたいツメの長さと同じになったら、いったん屋根をはめ込んでみて、削り具合を確認します。
屋根のツメがはまり、屋根端部が固定されればOKです。はまらない場合は、さらにほんの少し削ってから、もう一度屋根をはめ直して下さい。(削りすぎに注意。削りすぎるとガタが生じて、屋根端が浮いてしまいます。)
なお、加工の際は、ED75 700(新製品)のボディーの同部分を参考にするとわかりやすいでしょう。
加工の終わったボディーに、ヘッドライトレンズを取り付けます。レンズはED79のもの(旧製品)です。
最後に、動力ユニットをボディーにはめ込んで完成となります。
ボディーと動力ユニットの「向き」を合わせるには、ボディー前面下部のジャンパ栓収めと、床下機器下側の[2]の刻印を揃えます。