急行「津軽」(53-10改正時)(3)

4.各車のディテール(つづき)

室内です。


左から、マニ37、オハ12、オハネフ12、オロネ10、スロフ62。
マニ37は床板上にプラシートを乗せてフラットな床面を表現。集電板などはその下に収めてあります。
12系はブルーシートの床面などを塗装して簡単に済ませています。
B寝台車は床やデッキ仕切を塗ったほか、寝台上面に青いステッカー(ラジコン用パーツ)を貼って手軽に表現しました。
A寝台車は区画仕切をプラシートで付け直し、寝台部分もフラットにした上で紙ラベルを貼ってシーツを表現。さらに枕と毛布は天ぷら敷紙を両面テープで巻いて付けてあります。また、製品ではなぜか省略されている喫煙室・専務車掌室の仕切も窓から見える範囲で付けておきました。
グリーン車はシートを赤2号で塗装後、床面をグレーに塗り、シートカバーとして白いデカールを貼っています。


テールライト側。左からマニ37、オハネフ12、オハネフ13、スロフ62。
マニ37のテールライトはトミックスの基板を一旦バラした後、素子を赤色LED+CRD+ダイオードに付け替えたものを使用。遮光カバーはボディーに取り付けてあります。
オハネフ12はデッキ仕切に扉を表現。窓も開けたため裏側の仕切をクランク状に付け直してあります。また製品のライトカバー部分に適宜プラシートで覆いを追加し、光漏れを防いでいます。
オハネフ13・スロフ62はオハネフ12のテールライト基板(ASSY)を使い、プラシートで作ったカバーを被せて遮光。前端のテールライト裏側にあたる部分に孔を開け、テールライトに導光しています。またデッキ仕切などはこのカバーに接着、イス板と別体化してメンテナンスの便を図っています。

なお、KATO車の室内灯は自作のLED+CRDタイプを付けていますが、これは Coming soon? のごん氏発案によるものをそっくり真似させていただきました。非常に有用な高機能・低コスト改造作品を次々発表されておられる氏には、常々感謝している次第です。

床下です。
旧形車はかなり気合が入ってます(笑)。


上から、オハネフ12、スロフ62、オハネフ13。
オハネフ12では薄くて気になる蓄電池箱・燃料タンク裏側にプラ材を追加してあるほか、電暖トランス、ヒューズ箱、水揚弁箱、水揚空気タンク、機関スイッチ、トイレ流し管(TOMIX加工)、洗面所流し管を追加。
スロフ62は水タンクを軽量寝台車用(GM加工)に交換、電暖トランスとヒューズ箱、蛍光灯用電動発電機を付け直し、水揚弁箱(GM)、水揚空気タンク(GM)、消火器箱、トイレ流し管(GM)、洗面所流し管を追加。
オハネフ13は水タンクを移設、蓄電池箱(GM加工)を1個にし、燃料タンクを交換・移設、電暖トランスとヒューズ箱、蛍光灯用電動発電機、水揚弁箱、機関スイッチ、トイレ流し管(TOMIX加工)、洗面所流し管を付けてあります。


上から、マニ37、オハネフ12、オロネ10。
マニ37はキットの説明どおりの機器配置に、電暖トランスとヒューズ箱を追加してあります。
(実車は若干異なります。スロ60の一部機器を取り外した感じです。)
オロネ10は蓄電池箱に厚みを付け、燃料タンクを別タイプに交換、水揚弁箱を削って別位置に新設し、電暖トランスとヒューズ箱、消火器箱、機関スイッチ、トイレ流し管(TOMIX加工)、洗面所流し管を追加しました。

以上、カッコの無いパーツは自作品です。
なお、台車に当たるトイレ・洗面所流し管は省略してあります。


スハフ12。
こちらは発電機をねずみ1号に塗り、車掌室側端部にジャンパ栓(ASSY加工)、消火器箱、つなぎ箱を付けた程度です。
その他、12系では各車にトイレ流し管(銀河)を付けています。

最後にサボ類です。
急行用は市販品もあるようですが、例によってパソコンで作ってみました。



秋田持ちのサボを付けたオハネフ12。
一般的なサボより縦サイズが大きいのが特徴です。
上野持ちのサボを付けたオハネフ13。
こちらは一般的なサイズ。


こちらは愛称・種別サボ、号車札、等級表示など。スロフ62とオハネフ12の連結面付近です。


行先サボは糊無し、それ以外は糊付きのインクジェット用紙を使用しています。

◆「サボ」ダウンロード
取付例(写真は試作品です(^^; ) この編成に使用しているサボの、元データ・ファイルをダウンロード出来ます。 (もちろん“無料”です(笑)。)


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