7.車高下げ加工
いったんは完成としたのですが、オユ12と比較してみると車高が0.2mmほど高かったため、車高を下げる加工を追加で行うことにしました。施工は2012年3月です。
方法はいくつか検討した結果、床板の台車取り付け座部分を薄く削る、GMキットでよく使われる技法を用いることにします。
削り治具をセットした床板。
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まず、台車を外した下回りに当て木をセットして全体を安定させたら、t1.0プラ板に穴を開けて作った「削り治具」をセロハンテープで取り付けます。
治具の厚みは各部をノギスで計測して決めました。
また、右の黄色いテープは端梁の保護です。
台車中心にあったパイプ状の部分を切り取ったところ。
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そして最初にパイプ部分を、横から糸ノコでカットします。
形式写真風に。
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それから細目の平ヤスリで削ります。画像は削った後。
削る際はあらかじめセロハンテープ部分をマジックで塗っておき、その消え具合でヤスリの平行を確かめながら少しずつ進めました。
最終的にはテープに均等にヤスリ跡が付くまで削ったところ、平行に仕上げることが出来ました。
新しい中心ピンとなる、プラパイプを用意。
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そして削った所に、φ3.2プラパイプをイモ付けします。
プラパイプは事前に穴をφ2.0のドリルで拡げてから、2.5mm長にカットしておきます。
接着剤はタミヤの緑キャップを用い、付けた後は固まるまでパイプが中心に付いているか何度も確認しておきました。
加工後(左)。右は未加工の状態。
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加工後の状態(左)を、未加工(右)と比較。
加工後は台車取り付け座部分が薄くなっているのがお分かりいただけると思います。
なお計算では、0.3mm−(セロハンテープの厚さ)だけ下がります。実質0.25mm程度でしょうか。
その他、台車の集電板上端を0.3mmほどヤスリで削っておきました。
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