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タツヤ ワサフ8000・スニ41 テール・室内灯点灯化及び室内加工

1.ワサフ8000

(1)集電化加工

元の台車には集電機構が無いので、他の集電台車からピボット集電板を持ってきて組み込みます。


台車枠と、加工した集電板。
梁の低いこの台車に付けるため、軸受付近のみカットしてT字形に曲げた真鍮線(φ0.3)で繋いで用いました。
台車枠の軸受部分もドリルで掘って拡げておきます。
車輪は中空軸に交換、カプラー腕の一部も車軸に干渉するので、平刀で削ります。


床板側も加工します。


()形のスリットを開けた床板。
床板には、ドリルとデザインナイフで()形のスリットを開けておきます。
この上からt0.1燐青銅板の床上通電板を当てて集電する仕組みで、KATO車と同じ構成になります。また画像で白く写っているのはそれを固定する台(t1.0プラシート)です。

(2)基板・スイッチ製作

基板は市販のユニバーサル基板(サンハヤト ICB-86)から切り出して用いました。


切り出した基板と素子、通電板。
素子はCRD(E-102 1mA)と足付きの普通のダイオード、その他(黒い小さなチップ部品)です。
このほかに光源となるLEDを用意しました。(3)で説明しています。


ハンダ付け後。
この基板の左端にLEDを繋ぎます。
回路は
[+極]−ダイオード※−CRD−LED−ダイオード−[−極]
という、一般的な構成です。(※のダイオードは無くてもOK)

通電板はt0.1燐青銅板より。
また一部余計な部品が付いていますが、これは室内灯の回路の一部になります。


追加加工後の基板。左端のシューはテールライトのLEDのものです。
室内灯の光源は、砲弾型3φ白LED(OSWT3166B)。CRDは15mA(E-153)、逆電流保護ダイオードはショットキータイプ(ローム RB501V-40)で電圧降下を抑えました。
回路的にはテールライトと同期するようにしてあります。


スイッチはプラ製スライド式です。


加工後の床板と、スイッチ・押さえ(右上)。
スイッチは角材に薄板の「絶縁板」を付けたもので、ツマミを床下に出して下から操作する簡易なスライド式です。
またスイッチを押さえる板材は付け外し出来るよう、差し込み式にしています。


組み込んだところ。

さらに基板を付けた状態。固定はビス止めです。
床上通電板がまだ付いていませんが、組み付けると画像のようになります。
基板の通電シューと床上通電板の間にスイッチの絶縁板が入り込むことで回路をOFFにする構造です。

(3)テール用LEDの取付

テールライトの光源にはチップLEDを用います。


用意した赤チップLED。黒いものはサイズ比較用のKATOカプラーN。
デッキ裏面に直接取り付けるため、目立たないようごく小さなLED(1.6x0.8mmのPanasonic LNJ208R8ARA)を用意しました。

これに導線をハンダ付けします。


上:ハンダ付け作業時の様子。
中:ハンダ付け後。
下:通電状態。
部品が小さいので、木材に穴を開けたところへ発光部を押し込んで、両面テープで導線(φ0.15くらいの銅線・100Vの電気コードより)を固定してハンダ付けしました。
下は試しに通電してみたところですが、左右で明るさが異なってしまいました。後でテールレンズの塗膜の厚さを変えることで調整することにします。


後日実証により、ハンダ付け時に熱を加えすぎたことでLEDが半壊したのが原因らしい、という結論に達しました。
LEDはその性質上、並列に繋ぐと明るさに差が生じやすいと言われていますが(温度が上がると電球と違って抵抗が小さくなるため)、作者がいくつか試した限りでは、同品番・同ロットで2個程度なら実用上明るさの差は問題にならない場合が多いようです。
というわけで、もし参考にされる場合は各自自己責任でお願いします。
一般的に推奨される回路は、LEDを2個直列にするか、あるいは1個ずつそれぞれにCRDを直列に入れたものになります。



出来たLED回路をボディーに組み込みます。


折り曲げ・塗装済みのLEDをデッキ部分に組み込んでいるところ。
導線の左上と右下をカットし、発光部以外を青15号に塗ったLED部分をデッキ裏に取り付けます。
デッキ床にはφ0.3孔を開けて導線を下へ通しますが、このデッキ床が金属のため、導線には木工用ボンドを塗って絶縁しておきました。


テールレンズ取付中。
LEDの発光部をテールライト穴の裏から押し込んだ後、φ1.0光学繊維の先を丸く削ってクリアーレッドに塗装後、薄くスライスしたものを貼り付けてレンズを表現しました。


()形のスリットを開けた床板。
下側に出した導線の先にはL型に曲げたt0.1燐青銅板をハンダ付けし、両面テープで妻板裏に貼り付け。
床板に付けた基板からシューを伸ばして接触させ、通電するようにします。

(4)室内装置製作・組立

室内も簡単に作っておきます。


プラシートで作って塗装した室内パーツ。
床上に鎮座する基板を隠すため、プラ板で室内床と仕切を作っておきました。

出来上がったら床板に組み込んでいきます。


床上通電板、基板を組み込んだところ。
まずt0.1燐青銅板の床上通電板を瞬間接着剤で取り付け、スイッチ、基板、室内装置を組み付けていきます。


さらに室内装置を付けたところ。
室内装置は新設したプラ片の台座の上に両面テープで固定。
室内灯のLEDにはアルミ箔を貼って光り方を整えるようにしてあります。



ボディー裏のようす。下は室内に貼ったカラー封筒です。
いっぽうボディー裏は白緑に塗装。窓まわりなど一部は紙(カラー封筒より)を貼って表現してみました。
また屋根裏にはKATOの室内灯導光板の切れ端を一部磨いてから貼り、光を下へ導いています。


そして最後に上下を組み合わせて完成です。

完成後、通電しているところ。
室内灯に照らされる白緑の室内壁がなかなか効果的でした。
しかし左右のテールライトで光量に差が見られます。塗り調整が不十分だったようです(^^;)。



同じく、斜め後ろから。
デッキ裏面はご覧の通りです。
テールの光源にごく小さなLEDを用いたため、目立たなくすることが出来ました。

ちなみに実物では、テールライトの電線は外側に付いている車両が大半ですが、あのワサフ8800番台は内側に付いているようです。製造時期と関係があるのでしょうか?

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