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勝手にレビュー KATO ニセコ郵便・荷物車-2

次に妻面です。

郵便車の車掌室側妻面
左から、オユ10冷改車(単品・比較用、テールライトは改造)・オユ10「ニセコ」・スユ13 の車掌室側妻面。

郵便車の郵便室側妻面
左から、オユ10冷改車・オユ10「ニセコ」・スユ13 の郵便室側妻面。

オユ10「ニセコ」は非冷房車で、スユ13と同じ深い屋根が再現されています。
スユ13は既発売のオユ12と同じですが、セットでは中間に入るため検査表記は両面とも省略されています。(実車は各妻面に入ります)
実物ではこの2種の妻面は同じ(スユ13の幌吊りは2種が使われていたようです)なのですが、製品では微妙に異なっているのが面白いです。
また、テールライトは車掌室側のみレンズ入りで点灯対応。郵便室側は各車ともダミーで、モールド表現・無塗装となっています。

荷物車の車掌室側妻面
左から、マニ37「妙高」・マニ36・マニ60の車掌室側妻面。

荷物車の荷物室側妻面
左から、マニ37「妙高」・マニ36・マニ60の荷物室側妻面。

こちらは各車各様で、マニ37の車掌室側はいわゆる「食パン妻」が、マニ36は丸妻が再現されています。マニ60は通常の切妻です。
検査表記はマニ36の車掌室側のみで、他は省略。テールライトのレンズも車掌室側のみ入っています。
テールライトの位置はマニ37と60が同じで、36はそれらより少し間隔が狭くなっています。マニ36と37は荷物車化の際に追加されたもので、マニ36では車両によって微妙に位置が異なっていますが、製品の位置は比較的良く見られた一般的な位置だと思います。
ただ、マニ37の荷物室側は実車ではマニ60と同じ間隔になっているようで、製品では少し間隔が狭くなってしまっています。

マニ60各種妻面比較・車掌室側
マニ60の比較。左からKATO旧製品・「ニセコ」・TOMIX製品、いずれも車掌室側。

マニ60各種妻面比較・荷物室側
左から、KATO旧製品・「ニセコ」・TOMIX製品の荷物室側。

マニ60は旧製品と同様の車掌室側妻面窓有りのタイプですが、貫通扉がHゴム窓に、縦樋が平管になりました。実物では窓有り車は丸管の場合がほとんどで、平管の写真は見たことがありません。
一方TOMIX製品は窓無し車をプロトタイプとしていますが、こちらは逆に平管の場合が多く、製品のような丸管の車両も一部にみられましたが、ごく少数のようです。

貫通扉の比較
左から、スハフ42ブルー(一部加工有り)・マニ60「ニセコ」・オハニ36(一部加工有り)の車掌室側。

貫通扉窓の大きさはスハフ42ブルーと同じになっているようです。実物は両妻面ともオハニ36と同じサイズのいわゆる大窓の場合がほとんどで、一部マニ36のような小窓に替えられたものも存在しました。

丸妻の比較
左から、オハ35一般形茶(客室側)・マニ36(車掌室側)・オハフ33一般形茶(車掌室側、一部加工有り)の妻面。

マニ36の妻面形状は基本的にオハ35系一般形と共通のようです。雨樋や銘板、妙に小さい尾灯掛けもそっくり(笑)。ただし、テールライトのフチは一般的な細いものとなっています。

側面です。

オユ10「ニセコ」車掌室側面
オユ10「ニセコ」 車掌室付近。
スユ13「ニセコ」車掌室側面
スユ13。

オユ10の側面は基本的に冷房車と同じですが、デッキ脇に手すりのモールドが付いています。その他、サボ受の形状も微妙に異なるようです。スユ13は表記以外オユ12と同じです。

オユ10「ニセコ」中央部
オユ10「ニセコ」 中央部。
オユ10冷改車単品 中央部
オユ10冷改車 。

オユ10の側面中央部にある車番の位置は、冷改車と同様、実物より窓1個分車掌室側にずれてしまっているようです。
床下ではディーゼル発電機と燃料タンクが無く、水タンクが追加されています。詳細は後述。


マニ37 車掌室側面
マニ37 車掌室付近。

マニ36 車掌室側面
マニ36 車掌室付近。

マニ60「ニセコ」 車掌室側面
マニ60「ニセコ」 車掌室付近。

マニ60旧製品 車掌室側面
マニ60(旧製品) 車掌室付近。
(曇り窓の裏から乳白色プラ板を当ててあります)

マニ3種は車端から車掌室・トイレ・荷物室と続きますが、車掌室扉の窓がマニ60のみ異なっています。いずれも実車でよく見られた形態で、マニ60では旧製品の木製タイプから鋼製タイプに変わりました。製品ではマニ36・37の大窓はやや大きめ、マニ60の小窓はやや小さめな印象です。
またトイレ窓は「ニセコ」のマニ36と60ではスリガラス表現となっているのに対し、「妙高」のマニ37では表面を白色に塗装(プリント)してあります。これはモデルの時代設定が「ニセコ」は1970年頃、「妙高」が1978年頃と異なっているためでしょう。実車は形式関係無く、スリガラスや曇りガラスから後年白色樹脂板に交換されていきました。その時期がちょうど1975〜80年頃だったため、敢えて差を付けたものと思われます。

マニ37 車掌室付近
マニ37 車掌室付近。

マニ36 貴重品室付近
マニ36 貴重品室付近。

マニ60「ニセコ」 貴重品室付近
マニ60「ニセコ」 貴重品室付近。

マニ60旧製品 貴重品室付近
マニ60(旧製品) 貴重品室付近。
(曇り窓の裏から乳白色プラ板を当ててあります)
マニ60 TOMIX製品 貴重品室付近
TOMIXマニ60 貴重品室付近。

反対側面は、マニ37では車端から車掌室・荷物室と続き、車掌室の隣りの窓は他の荷物室窓と同じ透明ガラス・保護棒付きです。
いっぽうマニ36・60のうち、製品のタイプの場合、実車では車掌室の隣りの窓部分は貴重品室になっており、形態的にはトイレ窓と同様、スリガラス・曇りガラスまたは白色樹脂板になっています。
ところがこの「ニセコ」ではマニ37と同じく透明ガラス+保護棒の組み合わせになってしまっています。室内にも仕切の表現はありません(後述)。
実物の写真をいくつも見直してみましたが、保護棒が付いているのが確認出来る写真はありませんでした。
旧製品やTOMIX製品ではしっかりスリガラス表現になっていたのですが・・・。簡単に解決するにはガラス表面を白く塗ると良いのではないでしょうか。

それから荷物表記の位置が各車バラバラですが、これは実車もバラバラでした。中には時期によって位置が変わったものもあったようです。

マニ37 荷物扉
マニ37 荷物扉。

マニ36 荷物扉
マニ36 荷物扉。

マニ60「ニセコ」荷物扉
マニ60「ニセコ」荷物扉。

マニ60旧製品 荷物扉
マニ60旧製品 荷物扉。

オハニ36 荷物扉
オハニ36 荷物扉。(一部加工有)
TOMIXマニ60 荷物扉
TOMIXマニ60 荷物扉。

荷物扉は各車とも鋼製タイプです。
窓下部にある「荷摺り棒」はいずれも少し高いタイプになっていて、下部に隙間があります。
実物で高いタイプだったのはマニ36の一部くらいだったと思います。
窓の表現もほぼ同じですが、マニ36・60ではマニ37より窓がやや大きくなっているようです。実物は共通。
また、窓枠各辺の太さが同じになっています。実物は基本的に下辺だけやや太くなっていますが、車両によっては全体が太いもの、中央に横桟が付いたものなど様々です。

それから、扉の開口部の高さが3種で揃ってしまっているようですが、実車は平らな床面を持つマニ37のみやや低く、他はスノコ状の床(小床桟)を持つため少し高いのが標準です。旧マニ60やオハニ36ではちょうど良かったのですが、今回のマニ36・60はちょっと低いです。
これらの点、TOMIXマニ60は良く出来ていて、実物の標準タイプの印象をうまく再現しています。

各車の表記です。

オユ10「ニセコ」 表記
オユ10「ニセコ」 表記。

スユ13「ニセコ」 表記
スユ13「ニセコ」 表記。

マニ36「ニセコ」 表記
マニ36「ニセコ」 表記。

マニ60「ニセコ」 表記
マニ60「ニセコ」 表記。

マニ37「妙高」 表記
マニ37「妙高」 表記。

表記はどれも綺麗に仕上がっています。KATOの伝統なのか、相変わらず小さめの「荷物」表記です。
郵便車は単品製品と異なり、郵袋数の表記があります。(実車は有り・無し両方存在しました。時代による?)
また、荷物車独特の運用サボも印刷済みです。
なお、スユ13・マニ60・マニ37はセットでは中間に挟まるため、妻面の検査表記は省略されています。

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