オユ10のボディーは側面を含めて新規製作のようです。天井の構造がまるで違います。
ただ、側面ガラスは単品製品のものを一部変更して流用しているようで、テールライトユニット付近のみ部分的に造形が異なっています。
妻面ガラスはオユ12用が入っています。(単品の冷改車は無し)
マニ36・37・60もボディー天井は複雑な造形になっています。
ガラスの保護棒は従来同様モールド表現です。
(個人的には印刷よりこちらの方がありがたい・・・好きな色に塗れるので。)
扉の窓ガラスははめ込みではありませんが、ボディー裏側は窓周囲がわずかに凹んでおり、ガラスもわずかに突出しています。
オユ10「ニセコ」の下回りはオユ12と基本的に同じ構造になっていて、テールライトが点灯します。サスペンション機構はありません。
テールライトカバーはオユ12と共通、イス板は「妙高」の時に製作された部品でしょう。
ただし床板は「ニセコ」で新規に作られたものです。
マニ36・37・60の下回りはスハフ42と基本的に同じ構造になっていて、サスペンション機構付きです。
テールライト基板はチップLEDで、通電シューが別パーツになっています。(マニ37・セットのマニ60では別売り)
ただしいずれも消灯スイッチは付いていません。構造的には付けられますが、パーツとしては売られていません。
マニ36とマニ60は床下が共通パーツになっています。ただしテールライトの間隔が異なるためテールレンズのみ別で、マニ36はオハフ33用、マニ60はスハフ42用が付きます。(ASSYでは両方付属)
イス板が共通なのに両方のレンズに対応していて、なかなか応用範囲が広そうなパーツです。
マニ36(60)・37のイス板には仕切りが表現されています。
ただ、どちらも車掌室の中に仕切のようなものが付いていますが、これはイスの背ズリと勘違いしたものでしょう。実車の車掌室はもっと広々としています。
またマニ37では荷物室側車端部にも謎の仕切が付いています。
いっぽう、マニ36(60)では貴重品室の仕切が表現されていません。マニ37では実物同様、貴重品室はありません。
手前味噌ながら、キット組立車に組み込んだ自作の室内を並べてみました。
マニ36では“荷物”まで載っていますが、実車はだいたいこんな感じです。