勝手にレビュー KATO ニセコ郵便・荷物車-4

室内です。

オユ10の上回り、内側
オユ10のボディー内側を比較。左:単品の冷改車、右:「ニセコ」非冷房車。

オユ10の内側、車掌室付近
オユ10の車掌室側端部を比較。上:単品の冷改車(一部加工有り)、下:「ニセコ」非冷房車。

オユ10のボディーは側面を含めて新規製作のようです。天井の構造がまるで違います。
ただ、側面ガラスは単品製品のものを一部変更して流用しているようで、テールライトユニット付近のみ部分的に造形が異なっています。
妻面ガラスはオユ12用が入っています。(単品の冷改車は無し)

マニ36ボディー、ガラス・屋根
マニ36のボディー、屋根とガラスを外したところ。

マニ36・37・60もボディー天井は複雑な造形になっています。
ガラスの保護棒は従来同様モールド表現です。
(個人的には印刷よりこちらの方がありがたい・・・好きな色に塗れるので。)

マニ60 荷物扉裏側とガラス
扉の裏側の凹みと、同部分のガラス。マニ60。

扉の窓ガラスははめ込みではありませんが、ボディー裏側は窓周囲がわずかに凹んでおり、ガラスもわずかに突出しています。

オユ10の下回り比較
オユ10の下回り。上:単品(一部加工有り)、下:「ニセコ」。

オユ10、テールカバーを分解
オユ10「ニセコ」、テールライトカバーを分解。

イス板とテールライト基板を分解
イス板とテールライト基板を分解。

オユ10「ニセコ」の下回りはオユ12と基本的に同じ構造になっていて、テールライトが点灯します。サスペンション機構はありません。
テールライトカバーはオユ12と共通、イス板は「妙高」の時に製作された部品でしょう。
ただし床板は「ニセコ」で新規に作られたものです。

マニ36の上回りを分解
マニ36の上回りを外したところ。

イス板を分解
イス板を分解。

テール基板とシューを分解
テールライト基板と集電シューを外したところ。

マニ36・37・60の下回りはスハフ42と基本的に同じ構造になっていて、サスペンション機構付きです。
テールライト基板はチップLEDで、通電シューが別パーツになっています。(マニ37・セットのマニ60では別売り)
ただしいずれも消灯スイッチは付いていません。構造的には付けられますが、パーツとしては売られていません。

ボディーとイス板のテールライト部
イス板とボディーのテールライトを見る。左:マニ60、右:マニ36。

イス板裏側と2種のテールレンズ
2種のテールライトレンズと、イス板に取り付けた状態。左:マニ60用、右:マニ36用。

マニ36とマニ60は床下が共通パーツになっています。ただしテールライトの間隔が異なるためテールレンズのみ別で、マニ36はオハフ33用、マニ60はスハフ42用が付きます。(ASSYでは両方付属)
イス板が共通なのに両方のレンズに対応していて、なかなか応用範囲が広そうなパーツです。

マニ36と37の室内を比較
イス板を比較。手前:マニ37、奥:マニ36。

マニ36(60)・37のイス板には仕切りが表現されています。
ただ、どちらも車掌室の中に仕切のようなものが付いていますが、これはイスの背ズリと勘違いしたものでしょう。実車の車掌室はもっと広々としています。
またマニ37では荷物室側車端部にも謎の仕切が付いています。
いっぽう、マニ36(60)では貴重品室の仕切が表現されていません。マニ37では実物同様、貴重品室はありません。

マニ36室内比較
室内の造形を比較。手前:GMキット加工品、奥:KATOマニ36。

マニ37室内比較
手前:GMキット加工品、奥:KATOマニ37。

手前味噌ながら、キット組立車に組み込んだ自作の室内を並べてみました。
マニ36では“荷物”まで載っていますが、実車はだいたいこんな感じです。

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