勝手にレビュー KATO Nゲージスハ43系(新)-2

次に妻面です。

妻面3種
左から、スハ43茶(トイレ側)・スハフ42ブルー・同茶(車掌室側) の妻面。

室内灯取付側妻面
左から、スハ43茶(非トイレ側)・オハ47ブルー(非トイレ側)・スハフ42(トイレ側)妻面。

車掌室側妻面・旧製品との比較
旧製品との比較。左から、スハフ42茶(旧)・同(新)・スハフ42ブルー(新)の車掌室側妻面。

スハフの車掌室側妻面には、最近標準の検査表記がプリントされています。
テールライトは位置がしっかり修正されて、反射板の無い後年の状態になりました。先に発売されたオハニ36と同様、スケールよりほんの少し大きめのようですが、その存在が程良く強調されるので、個人的にはこの方が好みです(^^;)。
その他、下端のラインも、見えにくいですが実物通り中央付近だけ凹んでいます。
また、スハフのトイレ側、スハ・オハの非トイレ側貫通路からは、イス板端の室内灯取付用モールドが見えますが、オハ35系のものと異なり、見える部分が小さくなっています(変わった成形色共々、この辺りは後述します)。

側面です。

スハ43茶 非トイレ側
スハ43茶 非トイレ側。

スハフ42ブルー 中央部
スハフ42ブルー 中央部。

スハフ42茶 車掌室付近
スハフ42茶 車掌室付近。

スハフ42ブルー 車掌室付近
スハフ42ブルー 車掌室付近。

スハ43茶 洗面所側(左)、オハ47ブルー トイレ側(右)
スハ43茶 洗面所側(左)、オハ47ブルー トイレ側(右)。

オハ47ブルー 洗面所側(左)、スハ43茶 トイレ側(右)
オハ47ブルー 洗面所側(左)、スハ43茶 トイレ側(右)。

前述の通りドアが作り分けられているほか、窓枠がガラス側に表現されています。(ただしスハフの車掌室とその向かいの窓は車体側にモールド。)
このうちブルー車両のトイレ・洗面所窓は、各車とも白成形の別パーツがはめ込まれています。実物の白色プラ板(のちに交換されたもの)の印象をうまく表現できる、なかなか凝った構成と言えますね。(そういえば、10系の最初のグループも乳白色の別パーツでした。) ディテール的には、窓桟が上部に入った、上段内折のタイプです。

それからドア脇の手スリも控えめにモールド表現されています。
それと、形式表記上部の行先サボ差しも新たに表現されたポイントです。
(貼るサボのサイズをきっちり合わせないといけませんね・・・(^^;))

スハ43茶(新製品) 非トイレ側(左)、同(旧製品)
新旧製品比較、スハ43茶(新製品) 非トイレ側(左)、同(旧製品)。

新旧製品、車端部を斜めから
ななめ上から。左が新製品・右が旧製品(共にスハ43茶の非トイレ側)。

別パーツになったベンチレーターは、旧製品より高さがアップしています。
また、ガラス側になった窓枠や、ドア脇に付いた手スリなどの様子がよくわかると思います。
ひとつ言わせてもらうと、木製窓枠の色ツヤがボディーと少し異なっているのが残念なところですね。
旧客マニアを自認する管理人としては、是非とも筆差しして揃えたいのですが、果たしてうまくいくでしょうか・・・。

各車の表記です。

スハ43茶 表記
スハ43茶 表記。

スハ43ブルー 表記
スハ43ブルー 表記。

スハフ42茶 表記
スハフ42茶 表記。

スハフ42ブルー 表記
スハフ42ブルー 表記。

オハ47茶 表記
オハ47茶 表記。

オハ47ブルー 表記
オハ47ブルー 表記。

表記は一部かすれが見られましたが、おおかたよく出来ています。毎度ながら詳細な調査をしたのか、所属表記がすべて異なっています。ただ、今回は全車電暖付の2000番台に統一したようです(笑)。

蛇足ですが、保存車等の記録中にこれらの車番は見つかりませんでした。(晩年まで重用されていたので、資料は豊富だった?(^^;))


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