勝手にレビュー KATO 「大雪」(マニ60 245・スユニ61 504)

2013年2月末にKATOから発売された、急行「大雪」セット。北海道で長く活躍した名列車の旧客時代、1970(昭和45)年10月改正時の編成を再現したセットで、そのうちオロハネ10 500、スロ54 500、スユニ61 500、マニ60 200番台が初の製品化となりました。他にオハネフ12 500、スハネ16 500も一応一般車とは異なる新規タイプのようです。
荷物車好きの管理人は、このうちマニ60 245とスユニ61 504のみASSYで入手しました。発売から大分時間が経つ上に新規車種の一部のみになってしまって恐縮ですが、一応完成品荷物車の形態をまとめる意味で、例に倣って以下にレビューしてみたいと思います。

注:管理人は、決して“KATOのまわし者”ではありません。でも、マニアならやっぱりKATO!d(・∀・)です。

まずは形式写真風に。

マニ60 245「大雪」
品番5240-1 マニ60 245「大雪」(ASSY組立・台車はマニ60単品用5220D)

スユニ61 504「大雪」
5241-1 スユニ61 504「大雪」(ASSY組立・台車はマニ60単品用5220D)

マニ60 245は既発売の「ニセコ」・単品マニ60のオハニ61改タイプと異なり、中央に700mm幅の窓が4枚並んだ新製車体のマニ60です。
実車は一応200番台に属し、新製車体の北海道形と位置づけられていますが、後年一部は本州にも配置され、一般用と混用されていました。

スユニ61 504はオハニ61の客室を郵便室に改造した郵便荷物合造車で、プラ完成品では初の製品です。
製品は北海道用の500番台で、車掌室妻面に後方監視窓、区分室の押印台部分に細窓があり、さらに一部ベンチレーターが煙突に変わったタイプになっています。
スユニ61実車詳細


各車の仕様は近年のスハ43系に準じています。
マニ60はセット・ASSYともテールライトユニットと消灯スイッチが標準装備です。
また、スユニ61はテールライト非点灯ですが、床下部品は無加工でテールライトが点灯出来る仕様になっています(ライトユニット等は別売り)。
いずれもDCC対応、サスペンション機構付です。

塗装はここ1〜2年の製品と同様、ぶどう2号が以前より若干暗めになっています。塗膜はスユニ61とマニの一部のみボッテリ気味で気になりました。デッキなど凹んだ部分の吹き残りを無くすためでしょうか。
また、屋根の塗装はこれも最近標準のツヤ消しになっています。

なお、ここではアーノルドカプラー付の台車を組み合わせています。
セットではマニ60 245の車掌室側のみアーノルド、それ以外はKATOカプラーN-JP-Bタイプが付いた台車になっています。


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