クロスポイント スユニ50キットを組む

8.床下機器の製作

床下機器を作っていきます。
基本的にはキットのものを小加工して用いますが、足りないものは自作します。


付属「K」を2つ付けて、電暖トランスと配電箱に加工。
これは電暖トランスと配電箱で、キット付属「K」を2つくっつけて用いました。
なお、画像のパーツは古い余剰品で、付属品は黒色成型です。


水揚弁箱の下辺を斜めに削っているところ。
水揚弁箱はt1.0+0.5プラ板より。2つ繋いだ状態で作り、下辺の斜めの部分は画像のようにヤスリで削って表現しました。


最後に必要な長さにカット。
となりの小さい箱も同様に作りました。
大は6x4.5mm、小は2x2.75mmです。


プラ丸棒から空気タンクを作っているところ。
これは空気タンクです。
φ3プラ丸棒をカットし、端を画像のようにピンバイスでくわえて丸く削ります。
もちろんこの後はペーパーで整えています。


バンドは目玉クリップで止めて接着。
本体が出来たら、バンド部分をランナー引伸し線で付けます。
空気タンクは画像の3種(大:供給・9mm長、中:容積・5.5mm長、小:水揚・3.8mm長)が付きます。大のみ1両2個です。
小はφ2程度のランナーより。


その他の機器も順に切り出し、加工する。
さらに他のパーツも切り出して加工します。
蓄電池箱(左上)は「Q」にプラ板を追加、その右のブレーキ制御装置はプラ板より(t1.0x2+0.3の表面にt0.1を貼り付け、4.6x4mmに)。
それからブレーキシリンダー「I」、トイレ流し管はTOMIXの485系用を用意。


足を付け直した電暖トランス・配電箱。
電暖トランス・配電箱は足が長かったので、切り取ってt0.5プラ板で新製。


空気タンクの足を作成中。
空気タンクの足は、試験的に実物に近い形で吊り下げてみることにしました。
こちらもt0.5板より、半月状の凹みを付けてから切り出します。
この際適当な丸ヤスリが無かったので、ランナーに#500のペーパーを巻き付けた簡易ヤスリで削りました。


丸い凹みを付けたら、切り出して接着する。
それを先ほどの空気タンクに付けていきます。
画像左は強度を見るための試作品です。しっかり溶着させればOKでした。


出来上がった各空気タンク。
その他の空気タンクも付けたところ。
どこかの化学工場のようです(笑)。


水タンクは付属「S」を加工。画像は足をカットして片側の肩を丸めた状態。
水タンクは円筒形に近く、やや長い独特のタイプが付いていますので、付属「S」を加工します。
最初に肩の部分をヤスリで丸く削ってから・・・


カットするため、ハタガネに固定したタンク。
ハタガネに挟んでレザーソーで縦にカットし、幅を詰めます。


カット後。
カットしたところ。底面が厚くなっているためか、やや時間が掛かりました。


幅詰め加工後、テープで止めてみた状態(左)。右は妻面の加工前後。
切ったら切断面をヤスリ掛けし、0.8mmほど幅を詰めます。
画像はテープで仮止めした状態。断面が丸に近くなりました。(右下)


ゼリー状瞬間接着剤で接着後。
接合はゼリー状瞬間接着剤を用いました。
断面も整えておきます。


端をカットしたところ。
出来たものをボディーにあてがったところ、やや長かったので、3mmほどカットして21mmに調整しました。
切断位置は仕切の部分とし、断面をそのままヤスって仕上げました。


水タンクの足を製作中。
続いて足を作ります。
t0.5、4mm幅のプラ板を画像のように丸ヤスリで削って・・・


切ったら、中央に凹みを付ける。
さらに中央部分を削り込んでおきます。


タンクに接着したところ。
それをタンク上部にはめこむように接着しました。間隔は5.75mmです。


固着後に上部をニッパーでカット。
そして固着後に上部をカットして調整すれば取り付け完了です。
中心に隙間を開けたのは、ブレーキロッドを通すためです。


中央にプラ材を追加して補強。
ところが黒いパーツの方はカット時にポロッと取れてしまいました。
どうも黒色のパーツは溶着型の接着剤が効きにくいようです。
仕方がないので、くし状のパーツを付けて補強することにしました。


上端を揃え、片端に角材を付けた状態。
最後に片端にプラ角材(W=2.8、H=3.2、D=2mm)を付けて、ようやく出来上がりです。


床板に仮付けして確認。
仮に付けたところ。
足の長さはタンク上端から1.5mmとしました。

その他のパーツも作っていきます。


給水口を作る。
これは水タンクへの給水口。
t1.2プラ材をデザインナイフで“彫刻”して作りました。


加工後のトイレ流し管。TOMIX485系用より。
トイレ流し管は画像のようにカットしておきます。
この管の曲がり具合がちょうど良いのです。


洗面所と手洗い器の流し管をハンダ付けで作っているところ。
洗面所と手洗い器の流し管は、φ0.4真鍮線とt0.1板をハンダ付けして製作。


仕上がった流し管。下端は取り付け後に調整します。
付けたらカットし、キサゲ刷毛で整えておきました。

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