10.床下機器の取り付け
床下機器を取り付ける準備をします。
プラ帯材で横梁を追加。
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GM10系用を用いた床板には横梁がありますが、実物はピッチが半分程度になっているため、帯材を追加して“倍増”させます。
取り付け完了した横梁。
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左はオハネ12用床板、右はナハフ11用を用いたのですが、両者で梁の太さが微妙に異なっていたので、追加したプラ材の太さも変えています。
オハネ12用:t0.3、0.65mm幅
ナハフ11用:t0.25、0.45mm幅
TOMIXのマニ50(旧・上)と、ペアーハンズのスユニ50(中)と比較。
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TOMIXの旧マニ50(画像上)と比較。
画像中央は、ナハフ11用に同じ加工をした、ペアーハンズのスユニ50です。
実車はおそらくマニ50と同じになっていると思われます。
固着したら、余分を切り落としておきます。
機器を仮置きして様子を見る。
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ここまで作った機器を並べてみたところ。
別角度から。
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この細密感は、キットならではだと思います。
これらの床下機器を取り付ける前に、干渉する梁を削ります。
梁の干渉部分を削ったところ。
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実物写真を見ながら実際に機器をあてがい、干渉部をナイフとノミで切除します。
それから流し管の取り付け孔も開けておきました。
ブレーキシリンダーと、φ0.3線で作った割ピン。
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最初はブレーキテコから取り付けます。
引き棒はφ0.3真鍮線から、割ピンもφ0.3を削った半丸線で作ったものです。
そしてテコ側の端は孔を開けて差し込み、台車側の端はプラ片(画像右)に差し込んで台車回転止めに付けて固定することにしました。
取り付け中のブレーキ引棒。
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各部を現物合わせで調整しつつ、床板に固定していきます。
テコと床板の間にはプラ片を挟んで平行になるようにしました。
給水口と管を付けているところ。
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次に給水口を付けます。
イモ付けでは強度が不安だったので、φ0.4真鍮線で管を作って割りピン(銀河)で止め、補強を兼ねることにしました。
補助塗装した床下機器。
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それから床下機器を取り付けますが、事前に吹き付けでは塗りにくい部分を筆で塗っておきました。
床下機器を取り付け中。
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そして実車の写真を見ながら、ひとつずつ直角・平行に気を付けつつ慎重に接着していきます。
上面は平滑にしておく。
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出来たら、床上に出た部分を丁寧に削っておきます。
車体裾の引棒を製作。割ピンはt0.1真鍮板より。
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さらに車掌室へ続くブレーキ引棒を作ります。
φ0.25燐青銅線とt0.1真鍮板による割ピンの組み合わせです。
ピッチを測って両面テープでボール紙の端に固定し、ハンダ付け。
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t0.1の割ピンはあらかじめハンダ付けしてしまうことにしました。
これで強度が出ます。
床板に孔を開けて取り付け。
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キサゲ刷毛で整えたら、床板の端に取り付けます。
外側へ寄せるため、割ピンはクランク状に曲げてせり出すようにしてみました。
取り付け後、ボディーと合わせてみたところ。
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取り付け後。
位置はちょうどボディー裾と床板の境目付近になりました。
ブレーキシリンダー側はテコに孔を開けて差し込んであります。
反対側の端はプラ角材に固定。 |
反対側は、実物では角パイプ状の箱の中に取り込まれているようなので、プラ材で作って孔を開け、差し込んで固定しました。
なお、この引き棒は台車に干渉しやすいので、取り付ける場合は注意が必要です。
空気タンクにはプラ片を付けてコックを表現。
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それから、各空気タンクの下部にプラ片を付け、「水抜きコック」を表現しておきました。
実際はコの字に付いた保護枠の中にコックが付いています。
最後に、デッキ下部分にステップを付けます。
ステップのパーツを加工。
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用いたパーツはレボリューションファクトリーの50系用ステップ(490)で、画像のように取り付けシロ部分にPカッターで溝を掘って孔(φ0.3)を開けてから切り出し、万力に挟んで2か所で折り曲げておきます。
折り曲げたパーツは外側にせり出すようにする。
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取り付けは床板側とし、ボディー裾を斜めに切り欠いて、外側にせり出すようにしました。
画像は仮に差し込んで調整しているところ。
差し込んだところ。
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まっすぐ付けると引っ込みすぎてジャンパ栓に干渉してしまうため、ひと工夫してみたというわけです。
横から。
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横から見ても、取り付けシロ部分は見えません。
床板に接着中。ピンを植えて補強。
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接着は、床板を切り欠いて行います。
黄色いゴム系で接着、瞬着を流したのち、孔にドリルを立てて穴を掘り、瞬着を付けたφ0.3真鍮線を押し込んでおきました。
固着後、表面を整えて、裏側に補強を入れる。
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固着後、ニッパーでカットしてダイヤモンドヤスリで仕上げておきます。
さらに裏側にプラ片を接着して補強しておきました。
これでポロッと取れたりはしないでしょう。板自体が曲がることはあると思いますけれど・・・。
以上で床板の工作は完了です。
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