2.床下機器撤去・台枠新設
このオハニ36の床板はオハフ33と共通部品になっているために機器配置が少し異なるので、それを直します。
とは言っても一体成型ですので、元の機器を取り払うのにひと苦労なのですが・・・。
そもそもこのオハニ36では機器配置の他、「鋼体化客車」であるために台枠からして違いますので、今回思い切って全部撤去(!)して一から付け直すことにしました。
糸ノコで機器をカット中。
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そう思い立ったが早いか、糸ノコを取り出して片っ端から機器を削ぎ取っていきました。
以前同じ様な工作をマニ60で行ったことがあるのですが、その時使ったレザーソーよりずっと楽に切れました。所要時間は3分あまり。
ただ、摩擦熱でちょっと断面が溶けましたけど・・・
中目のヤスリで削った後。
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糸ノコの後は中目の金工ヤスリ(右下)で、豪快にガリガリとヤスりました。
後で判るのですが、ちょっと豪快過ぎました(苦笑)。
穴を塞いで細目ヤスリで削っているところ。
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モールドが“皮一枚”残ったところで、機器部分に開いた穴をt0.5プラシートと瞬間接着剤で埋めてから、今度は細目の平ヤスリでシャリシャリ削りました。
下にあてがった「当て木」。
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その際、上面のツメが一つ折れかかったので、適当な木材で当て木を作ってやりました。
思うに、最初から面倒がらずに作っておけば良かったわけですが・・・。ま、今度は気を付けましょう。<おぃ
削り終えたところ。
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スイッチ穴付近など、わずかに出っ張っている部分がありましたが、構わず平滑にしてしまいました。
問題は無いみたいです。
次は、豪快な加工の“つじつま合わせ”、サーフェイサー修整です。
加工部分全体にサーフェイサー(#1000)を塗り、乾燥後にペーパーをかけます。
サーフェイサー仕上げ中。
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一回では端が埋めきれなかったので、セロハンテープで「堤防」を作ってもう一度流しました(下)。
なお、固化後の削整に用いたのは、t2塩ビ板の帯板に#600の耐水ペーパーを貼り付けた自作の簡易ヤスリです。それで水研ぎしました。
また仕上げは#800です。
平滑になったところで、梁を新製します。
取り付け中の中梁。
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まずは中梁を付けました。
1x0.7mmのプラ角棒(自家切り出し)を、タミヤのさらさらタイプ接着剤(緑キャップ)で接着。
横梁も付けたところ。
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続いて横梁を同じ材料で付けました。
なお、寸法はリトルジャパンの61系のコピーです。
ノギスで測って完全コピー。(笑)
さらに接合部の補強を付けたところ。
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それから横梁の端を斜めにヤスり落とし、接合部分の補強板を付けました(画像下)。
両端に付けた端梁のベース。
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また、床板両端部はボディーとピッタリ合うようプラ材で調整。端梁ベース板も付けてあります。
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