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リトルジャパン スユニ61キットを組む

19.塗装前の残り工作

後回しにしてあった小加工をこなしていきます。


テールカバーとイス板の接着状態(上)と、導光用の孔を開けているところ(下)。
作例ではここでテールライトカバーとイス板を接合しておきました。
その後、前面に導光用の孔(φ1.2)を開けておきます。
位置を決める際は、仮に床板・ボディーと合わせて、テールの穴にシャープペンシルを差し込んで印を付けました。


光学繊維で自作したテールライトレンズ。
次に、テールライトレンズをφ1.0の光学繊維(作例では赤色のもの)から作っておきました。
言うまでもなく接着は塗装後です。
なお、キットのパーツを使う場合は、塗装後の加工になります。


ガラスの干渉部の削整状態。
続いて、ガラスの干渉する部分を削ります。
画像はテールライトに当たる、側面ガラスの端部分。


仮組みして干渉具合を確認しているところ。
妻面のガラスもわずかに削る必要がありました。
干渉しなければOKですが、あまり仕上がりが雑だと室内灯で照らされた際に見苦しくなるので注意します。


郵便室側の妻面ガラスの加工状態。
室内灯の通電板が通る郵便室側の妻面ガラスは、角ヤスリで溝を掘って逃げるようにします。


こちらは2116番の車掌室側ガラスの加工状態。
2116番の車掌室側は貫通扉窓を加工しているため、ガラスが合わなくなりますので、糸ノコでおおまかに切り取っておきました。
新しいガラスは別キットの部品を加工して作り、塗装後に付けることにします。


屋根表面にペーパーを掛ける前(右)と後(左)。
それから、屋根は表面がツルツルで塗料の食い付きが悪そうなので、#800のペーパーで水研ぎして荒らしておきます。
あるいは歯ブラシにクレンザーを付けて磨いても良いです。
いずれも端がダレないよう注意。


足を付けたベンチレーター。GMの別売り品です。
屋根に付くベンチレーターは、作例ではGMの別売り品(No.70-5)を用いることにしました。
周囲の段差をナイフと丸めたペーパーで整え、φ1.2弱のランナー引伸し線で「足」を付けておきました。


屋根に孔を開け、合わせてみたところ。
屋根側には中心を卦書いてφ1.2孔を開けておきます。
キットのパーツを用いる場合はφ0.8のドリルを用い、2本足なので2つずつ開けます。

ちなみにキットの指示(裏面の皿穴)はオハニ61改造車のものです。
いっぽうオハユニ61改造車は、基本的には種車に準じますが一部位置が変更されているので、こだわる場合は要調査です。


ベンチレーターの配置図。
一応2両のベンチレーター配置図を載せておきます。
2111番は一般的なオハニ61改造車の配置、
2116番は固有の配置になっています。


つづいて車体まわりの小加工です。


t0.3の帯材で縦樋を付けているところ。
2111番の妻面にt0.3x0.7mmのプラ帯材で縦樋を付けます。
これで平管になります。
妻面窓無しのオハニ61とその改造車はたいてい平管となっているようです。
すなわちマニ60も同様。


自作した幌吊り。
それから妻面の幌吊りを付けます。
φ0.25線とφ3.2プラパイプを熱して引き伸ばした極細プラパイプ(3.25mm長)の組み合わせです。
パイプ上端に微量の瞬着を流してパイプを固定したら、妻面の孔に差して裏側から同じく瞬間で接着。
そして幌(オハユニ61キットのもの)を合わせて下端を調整し、最後にちょっと斜めに起こしてやれば加工完了です。


幌の「耳」の加工。
幌の方は「耳」の位置が高いので、これが適正な位置に改良されているオハユニ61キットのパーツに合わせて、t0.2プラ板で付け直しておきます。
これは材質が普通のプラ(スチロール)だから出来る加工です。
面倒な場合はKATOのパーツが使えます。TOMIXもおそらく大丈夫でしょう。

そのほか、屋根の片端にヒゲ付手すりを付けておきました。
TAVASAの1mm幅・ヒゲ付で、実車の写真を見ながらそれぞれ位置を決め、孔開けして裏から接着するだけです。


以上で塗装前の工作はすべて終了です。
一旦仮組みして、各部の合いを確認しておきます。


斜め上から。左:2116、右:2111番。
ベンチレーターや幌などは仮に付けただけです。


2111番(オハニ61改)。
水タンクと室内パーツは付けていません。


2116番(オハユニ61後期改)。


車掌室側妻面。左:2116番、右:2111番。
屋根端の手すりはご覧のように2両で位置が異なります。


郵便室側妻面。左:2116番、右:2111番。
なお作例では、2両で4個ある貫通幌のうち、2個はオハユニ用パーツを拝借することにしました。加工が面倒だったので・・・。
カプラーはKATOナックルにゼムクリップの解放ピンを植えたものです。


車端部。左:2116番、右:2111番。
車端の様子。

各部に問題が無ければ、分解して塗装に備えます。

20.塗装

塗装作業に入ります。
前日に車体・床板・屋根・イス板・台車枠をクリームクレンザーで洗浄し、よくすすいでティッシュで水を拭き取って乾燥させます。

その後、金属部分にマッハのメタル用シールプライマーを筆塗りしたら、細かいパーツを割り箸に両面テープで止めて準備完了です。

当日は台車枠のプライマーから塗装開始です。

 プライマー(台車枠)
 >つや消し黒(台車枠・床板・テールカバー部分・室内・屋根裏側)
 >白緑(車体内側・室内仕切)
 >ぶどう色2号(車体)
 >濃いグレー(屋根・イス板)
 >(レタリング)>クリアー(車体)

の順で行いました。


黒を塗って遮光したボディー内側。
まず台車枠にプライマー(マッハのシールプライマーで代用)を吹いたのち、車体の内側などにクレオス【33】つや消しブラックを吹き付けます。
このキットのプラは光を通しやすいので、室内灯を付ける場合はきちんと遮光しておいた方が良いです。


室内を白緑に塗った状態。
車体の室内側は続けて調色した白緑(つや消し白+緑2号+黄+ねずみ1号)を吹き付け。
無論室内仕切などにも塗っておきます。

これが乾いたら、室内をマスキングします。


室内マスキングのようす。
その際、窓の部分にボール紙を当てるようにしました。
乾燥後、窓の周囲に塗料の膜が張らないようにするためです。
→はめ込み窓のためあまり効果がありませんでした。普通にテープでマスクしても問題無いでしょう。


車体をぶどう2号に塗装中。
それから車体にぶどう2号を吹き付けます。
作例ではクレオス【131】赤褐色+【29】艦底色に、クレオス【33】つや消しブラックとGM【2】ぶどう色2号を少々加えたものを用いました。
>今ならモリタ・ガイアノーツ・Fモデルズなど、GM以外にも選択肢がいろいろあります。

このとき、途中で上下をひっくり返すと断面部分の塗り残しが抑えられます。


塗り途中の側面の様子。
作例では吹き付け時に気温がやや高めだったせいか、ツヤ消し気味になりました。
こういう場合はリターダーシンナーなどを加えると良いようですが、車体ならあとでクリアーを吹くので気にしなくても良いと思います。


色味の比較。左:KATOオハ47、右:旧グンゼのぶどう2号(GMキット組のオハフ61)。
車体塗装後、調色したぶどう2号の色味を比較。
旧グンゼ産業のぶどう2号と近い色調になりました。
KATO車と比べるとやや黄味掛かっているようです。ベースにしたクレオス赤褐色の色味だと思います。


乾燥したら、レタリングをします。


文字列の中心を見るため紙に書いた車番(上)と、転写が済んだ車番(下)。
車番はGMの荷物・郵便車用から拾いましたが、その際はあらかじめ文字列の中央を見当付けてから、マスキングテープで中央の位置を分かりやすくして、中央の文字から付けていきました。
こうすると左右のズレを小さくすることが出来ます。


郵便表記(左)と検査表記(右)を転写しているところ。
続けて他の表記も転写していきます。
仮止めのセロハンテープはあらかじめベタベタ触って粘着力を落としてから用いています。


転写が済んだ状態。
 郵便・荷物表記はGM、
 所属はA・Kプロジェクト、
 荷重・換算・検査表記はくろま屋の郵便車用A
を用いています。
今ならGMとレボリューションファクトリーでだいたい間に合うと思います。


そして、レタリングが済んだら保護のクリアー(クレオス【181】スーパークリアー半光沢)を吹きます。


クリアー塗装後の状態。
思っていたよりツヤが強めに仕上がりました。
あり得ないほどでは無いと思いますが、もうちょっとツヤを控えめにした方が、旧客としては自然に見えるかもしれません。


クリアー塗装後の色味を比較。
再び比較してみたところ、ツヤが出たことで、色が濃くなったように感じました。



塗装後の台車枠(上)と床板(下)。
他のパーツも画像のように塗り上がりました。
台車枠と床板です。


幌枠と水タンク。
こちらは幌枠と、別付けの水タンク。


室内パーツとベンチレーター。
室内仕切とベンチレーターも。


塗装後の屋根。
屋根も表裏を塗りました。
表の色は調色したもの(GMダークグレー+クレオス黒+茶+フラットベース)、裏は遮光のために黒くしました。


イス板の塗装状態。
イス板も屋根と同じ色に塗りました。
実車の床は主に板張りで、かなり黒っぽい色をしていたようです。
ただし、郵便室はスハ43でお馴染みのリノリウム張りだったような気がします。


以上で吹き付け作業は終了。
ボディー内側のマスキングを剥がします。


窓部分のマスキングを剥がしたところ。
先程のボール紙を貼った部分は、狙いどおり周囲に膜が張りませんでした。
ボール紙を見ると周囲がぼやけているので、吹き付けの際、風圧で微妙に浮いたためではないでしょうか。


2116番のデッキ付近。
しかし、2116番のデッキ扉窓には膜が張りました。
ボール紙が小さく、密着して浮かなかったせいでしょう。

デッキ下端の踏み板には既に黒を筆差ししてあります。


Hゴムを塗っているところ。
続けて筆塗りです。
HゴムにGMねずみ1号を塗ります。
この際は幌吊りが邪魔になるので、簡単にマスキングして塗りました。

それから扉の取っ手にもシルバーとゴールドを差しておきます。


通電板を付けた状態。
その他、台車集電板に黒、イスのモケットにつや消しにしたGM青20号(実物は15号らしいです)、テールレンズにクリアーレッドを塗っておきました。
車掌室のイスは背ズリが板張りで白緑になっています。
また、貫通幌の蛇腹部分にはGM【35】ダークグレー+フラットベースを塗っておきました。

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