×

[PR]この広告は3ヶ月以上更新がないため表示されています。
ホームページを更新後24時間以内に表示されなくなります。

勝手にレビュー KATO 「大雪」(マニ60 245・スユニ61 504)-3

つづいて屋根。

屋根
上:スユニ61 504、下:マニ60 245。

屋根の色は、2種ともメーカーでいうところの「濃灰色」です。
実車のキャンバス屋根は汚れなども加わって、たいていもっと濃い色になっています。
また、ベンチレーターはスハ43と同じ別パーツで、従来と同様の灰色成型です。
マニ60では後年ベンチレーターを3〜4個撤去した車両も存在しました。
なお、マニ60 200番台では当初車掌室の屋根にストーブの煙突ベンチレーター(ヨ5000などとほぼ同じ)が付いていたようですが、245番は後年これを撤去していたため、製品でも表現はありません。

スユニ61 504の煙突付近
スユニ61 504の煙突付近。

スユニ61 504では、車掌室側から1・6個目のベンチレーターがT字形の煙突に交換された姿が再現されています。
これは混合列車運用時の独立暖房として、ダルマストーブが設置されたことによるものです。実車では床に設置されたストーブから屋根の煙突までダクトが繋がっていました。
製品では折損を防ぐ銀色の軟質プラで成型された別パーツになっています。

煙突・ベンチレーターを外したところ
煙突・ベンチレーターを外したところ。
中央部裏側、外したパーツ
中央部の裏側と、外したパーツ。

取り付け穴は独自形状で、ベンチレーターとの互換性はありません。
これをベンチレーターに“復元”するには、穴を拡げるか、ベンチレーターの足をカットするなどの加工が必要になります。

実は前ページで触れたように、既発売のマニ60「ニセコ」・単品ではベンチレーターの位置が一致しています。

マニ60「ニセコ」とスユニ61の屋根
上:マニ60 「ニセコ」(塗装済)、下:スユニ61 504。

製品では微妙なズレがあるものの、位置はほぼ一致しています。

上:屋根パーツ裏側、下:組み合わせ状態
上:屋根パーツ裏側、下:マニ60の屋根をスユニ61にはめてみたところ。

ところが固定用のツメの位置が1組だけ異なっていました(矢印)。荷物扉位置の関係でしょう。
試しにはめ込んでみても、やはり干渉して車掌室側がうまくはまりません。
干渉するツメをカットしても片側3本は生きるので、なんとか使えるのではないかと思いますが・・・もったいないのでお勧めはしません(苦笑)

床下です。

マニ60「ニセコ」床下
マニ60 245「大雪」床下
上:マニ60「ニセコ」、下:マニ60 245「大雪」。

マニ60 245「大雪」の床下は、当初予定から変更され、魚腹台枠と大型蓄電池箱が再現された専用パーツが使われています。
DCC化対応のスイッチフタは端のツメ部分が長く伸び、台枠の一部を構成しているのが面白いところです。
一応北海道形ながら、車軸発電機は一般と同じベルト駆動式です。

マニ60 245 床下
マニ60 245の床下、別角度より。

造形はシャープに出来ています。ただ車軸発電機とその隣りの機器箱は裏側に厚みが無く、少し物足りない感じです。
また、大型蓄電池箱の裏側には逆に突起があり、削って一般サイズの蓄電池箱に付け替えるにはひと苦労しそうです。

スユニ61 504「大雪」床下
スユニ61 504「大雪」の床下。

スユニ61の床板も専用の新規パーツになっています。
こちらは車軸発電機が一般用と90度向きが異なるギア式になっていて、短い水タンクやトイレ流し管なども再現されています。
また、台枠もスハ43などとは異なる表現になっていますが、スイッチフタのみスハフ42のパーツが流用されていて、ここだけ横梁の表現が違っています。
台車中心間はスハ43など他の大部分の旧客と同じで、台車のカプラー腕の長さも共通になっています。(実車はスハ43等より台車中心間がやや広く、かつ車体が短い)

リトルジャパン スユニ61 床下
スユニ61 504「大雪」床下
TOMIXマニ37(スロ50改造車)床下
リトルジャパンのスユニ61(上)、TOMIXマニ37(スロ50改造車)(下)と比較。

梁の形状など、リトルジャパンと一見雰囲気は似ていますが、良く見ると横梁の本数が多くなってしまっています。
似たようなのをどこかで見たなと思ったら、TOMIXマニ37(スロ50改造車)にそっくりでした。
実物では両車とも鋼体化客車で、台枠は木造車からの部材を流用していますが、スユニ61 0・100・500番台はUF128、スロ50はUF126と形式が異なっているのです。横からの写真でも横梁の端が見えるので、一応確認してみたところ、リトルジャパン・TOMIXはどうやら正しいようでした。
スイッチフタを流用するためにわざわざ横梁全体を変えたのだとしたら・・・何とも中途半端な結果と言わざるを得ないでしょう。
ここでは紹介しませんが、実は同じセットのスロ54 509でも同じ台枠表現になっているようで、あるいはこの設計を流用したのかもしれません。
実物のスロ54の台枠は新製車ながらスハ43等と異なるUF130で、梁の位置はスロ50・60のUF126と良く似ています。ちなみにスロ51・52・53そしてスロネ30も同じUF130です。

スユニ61 504 床下
スユニ61 504の床下、別角度より。

こちらも造形はシャープです。
ただ、水タンクの下辺、前後が丸くなってしまっているのはちょっと違和感が。

リトルジャパンと比較 上:2116番、下:2111番
リトルジャパンの2種と比較。上:2116番(オハユニ61改)、下:2111番(オハニ61改)

管理人が以前組み立てたリトルジャパンのキットと較べると、水タンク以外はオハニ改造車よりオハユニ改造車の配置に近いようです。

スユニ61 504 車軸発電機付近を拡大
スユニ61の車軸発電機・蓄電池箱など。

スユニ61 504の車軸発電機は独特の装架台と足が表現されています。
ただ強度を出すため裏側が塞がってしまっているので、シルエットはすっきりしない感じです。
短い水タンクも床面までテーパーの付いたモールドで、少しイメージが異なります。

マニ60 245 テールライト消灯スイッチ部分
マニ60 245のテールライト消灯スイッチ部分。
マニ60 245 テールライトスイッチのフタ
フタを外したところ。

マニ60 245ではスイッチフタに中梁・ブレーキシリンダー・空気タンク2個がモールドされ、中梁の先にあるツメを外すとごっそり取り外すことが出来ます。

スユニ61 504 テールライトスイッチのフタ
スユニ61 504のテールライト消灯スイッチ部分のフタを外したところ。

スユニ61 504でもテールライトユニットや消灯スイッチの取り付けが可能で、同様にフタを外せます。
フタはスハフ42用の流用です。

前へ 次へ

もどる